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ウェブサイトのデザイン:カラーの重要性


ウェブデザインにおけるカラーは、ページを構成する重要な要素の1つで、デザイン基本原則を知るのと知らないのでは仕上がりに大きく影響してきます。色の重要性はユーザーに与える印象や情報量に関わってくることから、ウェブデザインの際には特に念頭に置いて配慮する必要があるでしょう。色数は増え過ぎるとまとまりがなくなるので、使う色を3色くらいに制限するのがデザイン基本原則です。


確かに、色数が増えれば表現の幅は広がりますが、使いこなすには技術と経験を要しますから、まずは少ない色で表現する技術を身につけるのが得策です。2色でもウェブデザインは可能ですし、技術力のある人ほど色の制限を苦にしないものです。赤や黄色とオレンジなどを暖色系、逆に青や緑、紫といった色を寒色系といいます。同系色を組み合わせたり、類似色を組み合わせると統一感が生まれるので、そこをまず身につけることが必要です。

 

逆に、暖色系と寒色系で相反する色同士でも、補色と呼ばれる色は組み合わせて使えます。補色は類似色と比べてやや使いにくいですが、上手く活用すると個性的なウェブデザインが実現します。色の重要性は組み合わせの他にも、明るさの明度や鮮やかさの彩度という要素があります。明度は文字通り明るさに関わる要素で、どのような色も暗くすると黒に近づきます。明るい色を用いたり、暗い色と組み合わせるハイコントラストは、見た目にメリハリがついて締りが出ます。ただ、明る過ぎる色は目に負担が掛かるので、テキスト主体のページでは用いないのが無難です。


鮮やかさの彩度は、下げていくとくすんで見えますから、あまり下げない方が良いでしょう。しかし鮮やか過ぎると原色を思わせる派手さが増すので、この辺のさじ加減が重要になってきます。デザインにインパクトを求めるなら、原色を使ったり彩度を高めにするのもありですが、考えなしに多用すると安っぽく見えます。原色はメインではなく、ワンポイントを加えたい場合に部分的に用いるのが、デザイン基本原則における考え方の1つです。


ウェブデザインでデザイン基本原則を学んだり色を選ぶなら、カラーホイールを手元に置くことをおすすめします。カラーホイールは色相を円で表すもので、色の関係性をひと目で把握できるのが特徴です。色の組み合わせにはある程度の規則性があって、既に完成されている調和の取れたカラーパレットを選べば、誰でも完成度の高いデザインが行えます。また、写真に含まれている色や名画で使われている色に着目すると、組み合わせ方や見る人に与える印象が学べるのでおすすめです。


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